先日実家の長野県松本市に帰郷をしました。夕食時に私の父が「男は誰にでも変身願望があるものだ」と話していました。以下の文章は父の話です。

「もともと男は、子供時代にウルトラマン・仮面ライダーや変身物のアニメーションを見て育ってきた。一般人が変身をして正義のヒーローになり世界平和のために戦う姿に子供は憧れる。しかし、変身をするのは一瞬だけだ。ウルトラマンは3分しかない。それに、変身をといてしまったらまた一般人に戻ってしまう。ヒーローに助けられた人々は誰がヒーローかわからない。これも男のロマンの一つだと思う。
子供は誰でもヒーローに変身をする夢を持つ。ウルトラマンでも仮面ライダーでも、日常ごく普通の過ごし方をしている人ほど自分ももしかしたら変身が出来るかもしれないと思うものだ。それが大人になるにつれて作り話であることを理解するとヒーローに変身する夢を失ってしまう。しかし、変身願望は心のどこかに永遠に残るものだ。
正義のヒーローではないものの、女装は手軽に変身願望を叶えてくれる。なぜ手軽かって？それはヒーローじゃ誰か敵が必要だろ。相手がいないとヒーローになる必要はないし、変身も出来ない。しかし、女装は一人で楽しめる。」

なるほど…と思っていたら母が、「お父さんは昔すごく可愛かったわよね。」と言っていました。

…なんだか意味深の父と母です。

2005/06/09